僕は中学まで10年間位クラシックピアノを習っていたので、
今でも絶対音感があったりと、昔取った杵柄の恩恵を受けてるんだけど、
最近はクラシック音楽自体あまり聴く機会がありません。
でも、2004年にNHKの「芸術劇場」という番組でやっていた
ラン・ランとベルリン・フィルハーモニー管弦楽団が演奏する
「チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 作品23」には、
一瞬にして心を奪われてしまいました。
コンサート会場はベルリン郊外にあるヴァルトビューネ(Waldbuehne)という野外劇場。
ヴァルト(Wald=森)、ビューネ(Buehne=舞台)なので、まさに森の中に佇む会場です。
聴衆もみんなピクニック気分でお弁当やドリンクを持ち込んでいて、
クラシックコンサートとしてはかなりリラックスしたスタイル。
ラン・ランなんてピアニストはそれまで知らなかったんだけど、
もうこの番組を観た瞬間すぐ調べました(笑)。
ラン・ランは1982年生まれだそうで、このコンサートの時は22歳!
・・・ありえません。天才っているんですね。
彼の魅力はとにかくピアノが巧いこと。
驚くほど音をはずさない。一音一音全てを無駄にしない丁寧なタッチ。
時に豪快で時に繊細な振れ幅の広さ。表現のレベルが圧倒的に違います。
また、プロのピアニストでこれほど楽しそうにピアノを弾く人も
なかなか居ないとも思いました。
そして僕が一番スゴイと思ったのは、彼のカリスマ性。
演奏が進むにつれベルリンフィルのメンバーが彼の虜になっていき、
テンションが上がり、奇跡的な一体感が生まれている。
これはコンサートではなくライブです。
現地で生で聴けた人、幸せですねー。


















